Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
川べには水車がまわり柳がしげり、川下には北寄りの空に勝光山という中国山脈に近い山が聳えていた。
「行く水」という想念が浮かぶときには私はいつでもこの川の岸べに立って川下を見渡した時の思いに返る。
先に一寸書いた新平民の孤独な子供槇君と角力とり花をたたかわせつつ遊んだのもこの川堤だ。西城川というのは西城という町の傍を流れて四里川下の庄原に流れて来るのだが、少年時代になって、心に想う小さな乙女がこの川上の西城の町に出来たとき、「花束を西城川に流し給え、僕は庄原の川べに立ってその漂い来るのを拾いましょう」と書き送ったこともある。
勝光山に学校から遠足に行った帰り、この川岸でもう日も暮れかけたころ、家の店の者が心配して提灯をつけて迎えに来てくれた。そんなに大事にされたのは全校で私ひとりだった。
迎えで思い出すのは尾道に養女に行ってる種子姉が秋の祭りに実家へ泊りに来るのを迎えに行ったことだ。十八里の山の多い道を俥に揺られて姉は一日がかりでやって来るのだ。前の晩から眠れないのだ。私たちも同じ思いでひと月も前から噂をし、その日になると私も姉妹も皆そろって、店の者が提灯を持って、村境から一里あまりも迎えに行くのだ。