Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans

Aozora Bunko

文学者的気質というものの清さを感得した。この先生は「白帆」の私の文章を大変ほめて下さった。それが私を励ました。この「白帆会」というものは私の学芸の練磨、交友結社の訓練に大きな役目を持ったものだ。私は後にこの会の講演部長を勤め、やがて会長になったのだが、或る時期にはこの会のために生きてるような時もあった。中村憲吉君は卒業するまで一カ月も休まず、この「白帆」に文章を書いた。

私が一年の時日露戦争が始まった。校長小野正治先生は講堂に全員を集めて度々激越な演説をされた。威厳と気魄のある名校長であった。蒙古来の詩吟が得意であった。人格の権威というものを私はこの校長によって教えられた。私は木村岳風の詩吟を聴くと今でもこの校長を思い出す。漢学的な空気のいい型を人品に示していた。

日露戦争のころ健康な人格主義のモラルが思想界にも、文壇にもあった。たとい非戦論を唱えてもその態度にシンセリチーがあって、やはり人格主義の空気の中にあった。文学もローマン的な本流に添っていた。

日本は健かで、正しく、美しかった。

戦争は勝利に終り、村々に凱旋門が立てられた。私たちは通学するにも幾つもの凱旋門をくぐった。