Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりをおおうものなし
光を覆うものなし
Lisez 光を覆うものなし (ひかりをおおうものなし) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 115 caractères · 24 écrans
ところが、事実はアベコベである。実力充分の選手が力をださずに内ワクへ内ワクへと突ッこんで負ける。あるいは外へ大きく踏みあげて大事のコーナーでおくれてしまう。そういうインチキなレースは見物人にも分るのだから、審判に分らぬ筈はない。しかしそういう妙なレースの仕方が審判にとりあげられて審議をうけたことがないのを見れば、そのような妙なレースをやってムザムザ強い選手が負ける事実が審判によって認められていることを意味する。
選手が自発的にインチキをやって単に自分を利するためであるなら、審判が奇怪なレースぶりを追求しない筈はない。強い選手が外ワクへでて抜く力がありながら内ワクへ突っこんで負けるような怪しい踏み方は競輪を見なれた者にはすぐ分るもので、審判はその日の選手のコンディションなども分っている筈だから、強い選手が病気でもないのに負けたという事などが、見物人には病気までは分らないが、審判員には分っているし、見物人に怪しく見えることが、審判員に怪しく見えない筈はないのだ。それらのフシギなレースぶりが審判員の問題にならないのは、そのインチキが選手の意志によるものではなくて、審判員も了解している筋のインチキであることが明かである。