Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しゅっけものがたり
出家物語
Lisez 出家物語 (しゅっけものがたり) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 838 caractères · 28 écrans
してみりゃ、当節の女ばかりが、こうというわけでもない。このアマも、あたりまえのアマじゃないか。
畜生め。ダメだろうと、ヘタだろうと、大きにお世話だ。
「何を考えてるの?」
幸吉は返事をしなかった。
女は便所へ立って行った。置いてあるハンドバッグを見て、幸吉は中をあけてみた。別に変ったものがはいっているワケでもない。手紙が二通はいっていたのを、ぬすんで、火鉢のヒキダシへ入れた。別に深い考えがあって、したことではない。ひとつ読んでやろう、というだけのことであった。
いつもは衣服をつけると、さっさと帰るのに、ノドがかわいたと云って、一人でお茶をいれて飲んだり、天ぷらやオシンコをつまんだり、古雑誌をとりあげて頁をめくってみたり、色々ひまをつぶしている。
「今夜は帰らないのかえ。いつもにくらべておそいようだぜ」
「私、今夜はこゝへ廻るつもりで、うちのこと頼んできたから、いゝわ。でも、おそくなるから、もう帰るわ」
「あゝ、物騒だから、おそくならない方がいいぜ」
「時々遊びにくるわ。又、二三日うちにね」
「あゝ、おいで」
「こんど二号さんや三号さんに紹介してちょうだいよ」
「ふん」