Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はつこい

初恋

矢崎 嵯峨の舎

Lisez 初恋 (はつこい) de 矢崎 嵯峨の舎 (やざきさがのや) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 20 226 caractères · 39 écrans

Aozora Bunko

の人はまアどんな人なのであろうか? 早く遇いたいもの、見たいもの、定めし面白い話もあろう、と自分の小さな胸の中にまず物珍らしい心が起ッて、毎日このことをのみ姉と言いかわして、珍客の来る日を待ッていた。そのうちにいよいよ前の日となると数ならぬ下女はしたまでが、「江戸のお客さま、お客さま」と何となく浮き立ッていた,まして祖母や姉なぞは、まして自分は一日を千秋と思ッていた。

当日は自分は手習いが済むと八ツ半から鎗の稽古に往ッたが、妙なもので、気も魂も弓には入らずただ心の中で,「もウ来たろうか?」と繰り返していた。稽古が済むと、脱兎何のそのという勢いでいきなり稽古場を飛び出したが、途中で父の組下の烏山勘左衛門に出遇ッた。

勘左衛門は至ッてひょうきんな男ゆえ、自分ははなはだ好きであッて、いつも途中などで出遇う時にはいい同行者だと喜んで、冗談を言いながら一しょに歩くのが常であッた。今日も勘左衛門は自分を見るといつもの伝で,「お坊様今お帰りですか?」とにっこりしたが、自分は「うむ」と言ッたばかり、ふり向きもせず突ッこくるように通り抜けたが,勘左衛門はびっくりして口を開いて、自分の背を見送ッていたかと思うと、今でもその貌が見えるようで。