Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
けちょう
化鳥
泉 鏡花
Lisez 化鳥 (けちょう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 17 872 caractères · 35 écrans
仰いで高い処に、朱の欄干のついた窓があって、そこが母様のうちだったと聞く。仰いで高い処に、朱の欄干のついた窓があって、そこから顔を出す、その顔が自分の顔であったんだろうにトそう思いながら破れた垣の穴ん処に腰をかけてぼんやりしていた。
いつでもあの翼の生えたうつくしい人をたずねあぐむ、その昼のうち精神の疲労ないうちは可いんだけれど、度が過ぎて、そんなに晩くなると、いつも、こう滅入ってしまって、何だか、人に離れたような、世間に遠ざかったような気がするので、心細くもあり、うら悲しくもあり、覚束ないようでもあり、恐しいようでもある。嫌な心持だ、嫌な心持だ。
早く帰ろうとしたけれど、気が重くなって、その癖神経は鋭くなって、それでいてひとりでにあくびが出た。あれ!
赤い口をあいたんだなと、自分でそうおもって、吃驚した。
ぼんやりした梅の枝が手をのばして立ってるようだ。あたりをすと真暗で、遠くの方で、ほう、ほうッて、呼ぶのは何だろう。冴えた通る声で野末を押ひろげるように、鳴く、トントントントンと谺にあたるような響きが遠くから来るように聞える鳥の声は、梟であった。