Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし

十二神貝十郎手柄話

国枝 史郎

Lisez 十二神貝十郎手柄話 (オチフルイかいじゅうろうてがらばなし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 127 035 caractères · 254 écrans

Aozora Bunko

ふたたび轟然たる爆発の音が、坑道一杯に鳴り渡ったが、続いて起こった大音響は全く予期しないものであった。

その辺の岩組が弱かったためか、左右の岩壁と天井とが、同時に崩れて来たのである。

地下人どもは一人残らず岩石の下へ埋められたが、今まで通じていた地下への道も同じくその地点で埋没された。

こうして腹背敵を受けたその危険からは遁がれたが、神秘を極めた地下国へは再び行くことが出来なくなった。

しかし地上へは出ることが出来る。

でホーキン氏を先頭に、ジョン少年、大和日出夫、小豆島紋太夫が殿となり、坑道を先へ辿ることにした。

一里余りも行った時、道が二つに分れていた。左へ行けば社殿へ出られ、右へ行けば空井戸へ出られる。

「さてどっちへ行ったものかな?」――ここで一同は躊躇した。

その時、左手の坑道から大勢の足音が聞こえて来た。そうして人声も聞こえて来た。

「また土人軍がやって来たらしい」一同は少なからず当惑した。

大勢の足音はそういう間も次第次第に近寄って来る。はっきり人声も聞こえて来る。

「や、あれは日本の言葉だ」紋太夫は思わず云った。

「英国の言葉も雑っている」