Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうはちじのおんがくよく

十八時の音楽浴

海野 十三

Lisez 十八時の音楽浴 (じゅうはちじのおんがくよく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 103 941 caractères · 210 écrans

Aozora Bunko

「いいねえ。では――はいッ、キャメラ!」

――という具合になって来たが、練魚の最初においては、トーキー撮影とたいしたかわりがない。しかし、そのあとは断然ちがってくるのであった。

ガガーン、ガガーン。

それが虎鮫どもへの信号であった。鮫どもはいっせいにスタート・ラインをはなれて前方へわれ先へとダッシュした。ものすごいスパートである。鮫膚と鮫膚とは火のようにすれあい鰭と鰭との叩きあいには水は真白な飛沫となって奔騰し、あるいは戦友の背中を飛魚のように飛び越えてゆくものあり、魚雷の如く白き筋を引いて潜行するものあり、いや壮絶いわん方なき光景だった。

五十人のキャメラマンは、しずかにクランクモーターの調子を見守っている。言い忘れたが、これらのキャメラマンはことごとくガラス張りの海底にカメラを据えているのであった。ただ集音器だけは、水上に首を出していた。

虎鮫隊は、どこまで走る。

ちょうどその前面にあたって、一隻の大きな鋼鉄船の模型が、上から巨大な起重機でもって吊り下げられ、もちろんその船底と廻るスクリューとは水面下にあった。

がんがん、がりがりがり、と激しい衝撃音がする。