Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はんしちざっかん

半七雑感

国枝 史郎

Lisez 半七雑感 (はんしちざっかん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 946 caractères · 6 écrans

Aozora Bunko

だが十九歳の初働きだ。そうそう突っ込むにも及ぶまい。

彼の際立った特色は、「見込み」で人をショピかないことだ。あくまで証拠で押して行くことだ。これが名岡っ引の所以である。

彼は洵に細い物品から、探索の糸口を発見する。「お化師匠」の事件では、穏しい「蛇」によって手蔓を得「筆屋の娘」の事件では、一本の「筆」によって手蔓を得又「少年少女の死」の、その上の部の事件では、「手拭」一筋から手蔓を得た。

わけても上の部の事件では、鮮かな手並を現わしている。踊子が一人殺された。手拭が一筋落ちている。それに鉄漿の跡がある。で半七は断定した。「鉄漿をつけた或る女が、手拭の端を口で銜わえ、それで子供を絞殺したのだ」――で見物の女達を一人一人物色する。果然犯人は目付かったのである。僅々数時間で目付けたのである。

「帯取の池」の事件では、彼は犯人の居り場所を食物によって発見した。或る場末の女師匠が、犯人を自分の家へ隠していた。うすうす感付いては居乍らも、どうも証拠が目付からない。そこで下っ引の松吉に命じて、師匠の食物を調べさせる。その結果確実に知ったのであった。

「野郎は師匠の家に隠れているんだ。