Classiques japonais avec furigana
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あやうし せんすいかんのひみつ
危し‼ 潜水艦の秘密
山本 周五郎
Lisez 危し‼ 潜水艦の秘密 (あやうし せんすいかんのひみつ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 819 caractères · 18 écrans
と書いてあったことだ。時間も実験の時間とぴったり合っている。そこで龍介君は、これはどこか外国の軍事探偵がこの実験室に精巧な撮影機を仕掛けておいて、人知れず実験の有様を映画に映しとっているのに相違ないとさとった。そこで電灯を消して撮影の邪魔をしたが、それと気づいて山川少将に扮装していた軍事探偵は、撮影したフィルムと文子を掠って、逸早くも逃亡したのである。
「なる程、それでどうやら分った。では実験室の壁から出てきたあの黒い箱は撮影機だったのだな、――しかしどうして其奴がサルビヤ号に乗ったということが分るね」と、博士が訊いた。
「これを見て下さい」龍介君は二枚の暗号文を見せた。「この二枚の赤インクで書いた文字は、○で抜いてあった所へ僕が当嵌めたのです。ところで、この赤い字だけを集めてみるとサルビヤとなります」
「なる程、こりゃ素晴しい頭だ!」大佐が膝を打って感心した。
「僕ぁ十日ばかり前に新聞で、こんな名の外国船が入港した記事を見たように思ったので訊いたら、正に入港していたし、今日夕刻、こそこそと出帆した容子までが相違なく怪いと睨んだのです。」
「偉い龍介君、立派な推理だ※(感嘆符二つ、1-8-75)」横田機関大佐は龍介君の肩をたたいて賞讃した。