Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はんこう
反抗
豊島 与志雄
Lisez 反抗 (はんこう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 121 caractères · 282 écrans
何かに縋りつかないではおれない気持だった。冷たい夜の空気が窓から流れ込んできて、その気持を益々痛切になしてくれるのが、今は却って快かった。
その窓を、お清がやって来てはいつも閉めた。
「寒いじゃありませんか。」
「そんなら煖爐でも据えてくれるがいいよ。」
「いくら煖爐を置いたって、あなたみたいに開け放しちゃ、何にもならないわよ。」
窓を閉められて、お清の顔をじっと見てると、周平は俄に寒さを感じ出した。足先と手先とに二つ火鉢を置いていても、ちっとも暖くなかった。
「それ御覧なさい、震えてるじゃないの。」
彼女も肩をすぼめて火鉢の上に屈み込んだ。真白な頸筋から甘酸っぱい匂いが洩れてきた。周平は眼を外らして、冷たくなった杯を口へ運んだ。
「熱いのを持って来ましょうか。」
「ああ。」と彼は機械的に返辞をした。
新らしい銚子を持って来る時、お清は扉を開くと同時に、一寸微笑んで睥むような眼付をした。それがともすると、保子の眼付によく似ていた。周平は気持が胸の底へ底へと沈み込んでいった。何も話の種が見つからなかった。お清も別に話題を探すらしくもなかった。
「何を黙って考え込んでるの。