Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はんこう

反抗

豊島 与志雄

Lisez 反抗 (はんこう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 121 caractères · 282 écrans

Aozora Bunko

と村田が尋ねてきた。

「ああ、昨日一寸。」

村田は変な瞬きをした。周平にはそれが一寸痛快な気がした。心が落付いてきた。

「これだけの人数で十分よ。……井上さん、いらっしゃい。」

周平は振り向いた。卓子の向うの端からお清の顔が覗き出していた。

「私も忘年会の仲間に入れて貰うのよ。いいでしょう。」

眼付に一寸険を帯びて、口元に軽い微笑を浮べていた。それを周平は正面にじっと見返した。

「君の承認を得なけりゃ気が済まないんだそうだ。」と竹内が云った。

冗談の調子ではあったが、それがぐっと周平の胸にきた。彼は唇を震わしながら咄嗟に言葉が出なかった。

「はいりたい者は皆入れるさ。」と村田が引取った。「兎に角、忘年会の名に恥じないように、一年中のことを忘れちまうまで飲めばいいんだ。」

「僕は一年中のことを生かしきるまで飲みたいね。忘れるより生かす方が……。」

「分ったよ。」と村田はそれを遮った。「もう沢山だ、君の理屈は。」

先刻からの話の続きらしかった。然し周平は黙ってることが出来なかった。突然云ってのけた。

「おい竹内、下らない噂を立てるのは止すがいい。卑劣じゃないか。」

云ってしまってから周平は、竹内を見つめてる自分の眼付が熱してるのを感じた。