Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はんこう
反抗
豊島 与志雄
Lisez 反抗 (はんこう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 121 caractères · 282 écrans
十月二十日――朝と夕方と二回、〇・〇〇三に当る分量を服用する。夜、軽い頭痛を覚ゆる。
十月二十一日――朝起きると、軽い眩暈を感じる。それもすぐに止む。空が綺麗に晴れ渡っている。視力がはっきりしている。
珍らしく郊外に出てみる。櫟林に寝転ぶ。涼しい風が何処ともなく流れてきて、枯葉がひらひらと舞い落ちる。淋しい梢の間から、白い浮雲が見える。その雲をじっと見ていると、櫟林や自分自身や大地がゆるやかに動き出す。大きな波に揺られ流されてるような心地。雲は何時までも空高く懸っている。大地が非常に頼りなく思われる。……ふと気づくと、雲が徐々に空を流れてるのであった。あたりを見廻せば、木の幹も草の葉も地面も、ひっそりと静まり返っている。かさかさと干乾びた音が何処かでする。黄色っぽい日脚が妙に弱々しい。……秋は寂しいものだと思う。一人で居るに堪えなくて、家に帰る。寂しさが心の底にこびりついて離れない。
家に帰っても、母とは口を利かない。そのおずおずした眼付がいやに圧迫してくる。隆吉がよちよち歩いてる。頭ばかりが大きくて、栄養不良らしい萎びた身体付をしている。自分の児だと思うと変な気がする。