Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きょうふのきせつ

叢書名著の復興1 恐怖の季節

三好 十郎

Lisez 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 544 caractères · 508 écrans

Aozora Bunko

仙太 (柵を見て)おお来た。いやにどうも持ち勝手のよくねえ代物だ。(七三に止り、刀の束を肩からおろして、左手で横なぐりに額の汗を拭きながら見渡し桜を目にとめて)やれやれ盛りだ。ここらあたりは山家ゆえ、紅葉のあるのに雪が降る、か。(冗談に声色じみて)はて、うららかな……。

隊一 おお仙太郎ではないか!

仙太 おっと、どっこいしょ。(と刀の束を再びかつぎ上げて本舞台へ)どうなさいました?

隊一 君の方こそどうした? 戦況はどうだ?

仙太 よくねえ。私あそれで使いによこされたんだ。相手はいくらヘロヘロ藩兵や軍夫の、命だけが惜しい奴等だとはいっても、先方にゃ大砲から小砲チャンとそろっていて、ゴー薬は使え放題ときているんですからね。十発に一発づつ当ったとしても、ドスよりゃ割がいいや、あんたの前だけど、これからの戦は一式大砲や小砲になるねえ、俺が保証しといていいや。

隊一 また、ノンキなこといっている。それで?

仙太 一度は城下へ入りかけたけど、いまいった通りバタバタ打ちやがるもんだから、また、小貝川の此方、ホンのそこいらまで味方あ引いて来ましたよ。なあに此方にゃ死んだ者あ、あんまりねえ。