Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふるきミニエチュア

古き小画

宮本 百合子

Lisez 古き小画 (ふるきミニエチュア) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 70 298 caractères · 140 écrans

Aozora Bunko

幾年ぶりかで城の広場に武具が輝き、馬の嘶(いななき)や、輜重(しちょう)をつみ込む騒ぎが、四辺に溌溂とした活気を撒いた。

ルスタムは、その間を彼方此方に歩いて指図したが、彼は、ふと妙な心持に打たれることが屡々あった。どうかしたはずみに、この夥しい騾馬(らば)の群、血気熾な男達をつれて自分は何処へ行くのかと思うと、行手は、まるで見知らぬ国の霞の中にでも消えているように杳(はる)かな、当のない心持がするのであった。

それに気がつくと、ルスタムは私に愕いた。老耄の徴だろうか? 彼は、あんな遠い奇怪なアザンデランに出かける時でさえ、数年前の自分は確信と勇気に満ちていたことを思い出した。

二十七

何方から云っても、ルスタムの出発は地味なものであった。彼はギーウが帰えってから五日目の払暁、静にシスタンの城を立った。二日の間、北へ北へと、砂漠のふちを進み三日目の夕暮、ツスから真直に間道を突切って来た王の全軍と合した。

カイ・カーウスは、派手な銀飾りのついた甲冑をつけ、逞しいイラン種の馬に跨って、軍列の中央に騎っていた。彼は、絶間なく傍の者と喋った。