Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lisez 古事記物語 (こじきものがたり) de 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 96 723 caractères · 191 écrans
「私はあんまりにくらしくてたまらないので、こんなにあてもなく山城の川をのぼって来たものの、思えばやっぱり天皇のおそばがなつかしい。今この目の前の川べりには、鳥葉樹がはえている。その木の下には、茂った、広葉のつばきがてかてかとまっかに咲いている。ああ、あの花のように輝きに充ち、あの広葉のようにお心広く、おやさしくいらっしゃる天皇を、どうして私はおしたわしく思わないでいられよう」とこういう意味のお歌をお歌いになりました。
しかしそれかといってこのまま急にお宮へお帰りになるのも少しいまいましくおぼしめすので、とうとう船からおあがりになって、大和の方へおまわりになりました。
そのときにも皇后は、
「私はとうとう山城川をのぼり、奈良や小楯をも通りすぎて、こんなにあちこちさまよってはいるけれど、それもどこをひとつ見たいのでもない。見たいのは高津のお宮よりほかにはなんにもない」という意味をお歌いになりました。
それからまた山城へひきかえして、筒木というところへおいでになり、そこに住まっている朝鮮の帰化人の奴里能美という者のおうちへおとどまりになりました。
天皇はすべてのことをお聞きになりますと、鳥山という舎人に向かって、