Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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こだいこくごのおんいんについて

古代国語の音韻に就いて 他二篇

橋本 進吉

Lisez 古代国語の音韻に就いて 他二篇 (こだいこくごのおんいんについて) de 橋本 進吉 (はしもとしんきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 329 caractères · 188 écrans

Aozora Bunko

そういう違った音が幾つあるか、言いかえれば幾つの違った音を用いるかということが、或る一つの言語を研究する場合に一番大切な事柄であります。一般に、或る時代の言語に用いられる違った音の数はちゃんと定まっているのであります。ごく粗雑な考え方でありますが、日本語を書くのに仮名四十七字、それに「ん」が加わって四十八字、それだけでもともかく日本語のあらゆる音を書くことが出来る訳で、その仮名の数というものは定まっている。もし日本語に無数の違った音があるならば、きまった数の仮名で書けるはずはないのであります。勿論これは、仮名が四十八字あるのでそれで違った音は四十八しかない、という訳ではありません。例えば「キ」と「ヤ」とはそれぞれ違った音ですが「キャ」という音は「キ」でもない「ヤ」でもない違った音で、これもキとヤの字で書く。キとヤとキャと三つの違った音が二つの文字によって書かれるのであります。かように、文字の使い方によって別の音も表わすことがありますから、違った文字が四十八しかないから違った音も四十八しかないというのではありません。しかしながら、それでもそう沢山の音がある訳ではなく、一定数しかないのであって、それも存外多くないのであります。