Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うもんとりものちょう

右門捕物帖(二)

佐々木 味津三

Lisez 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 221 941 caractères · 435 écrans

Aozora Bunko

聞くや、じつに唐突な右門流でした。

「じゃ、伝六ッ、辰ッ、もうあっさりとしっぽを巻いて引き揚げようや。百面相の鶴丈先生とやらに、こんどは牛若丸かなんかに化けられちゃ、とてもおれにだって八艘飛びゃあできねえんだからな――では、梅丸さん、しどけないところへ飛び込んできて、どうもお騒がせいたしました。せいぜいこの張り紙の文句をお守りなせえよ」

言い捨てると、ゆうぜんと両手をふところにしながら、すうと表のほうに出ていってしまいました。

5

けれども、表へ出るは出ましたが、帰るかと思いのほかに、ひらりと身をひるがえしながら、そこの楽屋口をふさぐようにおい茂っていた暗い木立ちの中にすばやく身を潜め入れましたものでしたから、ことごとくお株を始めたのは伝六です。

「ちょっと、ちょっと、だんな、だんな! 何をとち狂っていらっしゃるんですかい。そんなほうにけえり道ゃござんせんぜ。こっちですよ! こっちですよ」

「バカッ、声を立てるなッ」

しかりつけながら、何者かを待ちうけてでもいるような様子でしたが、と――それを裏書きするかのごとくに、あたりをうかがいうかがい、そそくさと楽屋口へ姿を見せた者は、黒い二つの影です。