Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごうがい
号外・少年の悲哀 他六編
国木田 独歩
Lisez 号外・少年の悲哀 他六編 (ごうがい) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 066 caractères · 25 écrans
綿貫博士がそばで皮肉を言わないだけがまだしも、先生がいると問答がことさらにこみ入る。
「わかったとも、大わかりだ、」と楠公の社に建てられて、ポーツマウス一件のために神戸市中をひきずられたという何侯爵の銅像を作った名誉の彫刻家が、子供のようにわめいた。
「イヤとてもわかるものか、わたしが言いましょうか、」と加と男。
「言うてみなさい」と今度はまた彫刻家のほうから聞く。
「僕が言うて見せる」とついに自分が口を入れてお仲間にはいった。
「なんです」男が意味のない得意の声をいだした。
「戦争の神を彫ってくれろと言うのでしょう」
「大ちがい!」
「すなわち男爵閣下の御肖像を彫ってくれろと言うのでしょう」
「ヒヤヒヤ、それだそれだ、大いに僕の意を得たりだ、中倉さん、全く僕の像を彫ってもらいたいのです、かく申す『加と男』その人の像を。思うにこれは決して困難なる業でない。このごとくほとんど毎晩お目にかかっているのだから、中倉君の眼底には、歴然と映刻せられておるだろうと思う。」
「そして題して戦争論者とするがよかろう。」と自分が言う。
「敗け戦の神と言うほうが適当だろう」と中倉先生はまた、自分が言わんと欲して言うあたわざる事を言う。