Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Lisez 名人長二 (めいじんちょうじ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 67 631 caractères · 134 écrans

Aozora Bunko

、其の内に又何か思い出しでもしたのか、襟の中へ顔を入れて深く物を案じるような塩梅で、紙入を出して薬を服みますから、兼松が茶碗に水を注いで出すと、一口飲んで、

柳「はい、もう宜しゅうございます」

長「何っか御気分でも悪いのですか」

幸「なに、人込へ出ると毎でも血の道が発って困るのさ」

兼「矢張逆上せるので、もっと水を上げましょうか」

幸「もう治りました、早く帰って休んだ方が宜しい……これは親方生憎な事で、とんだ御厄介になりました、又其の内に出ましょう」

とそこ/\に帰ってまいります。

十三

お柳の装は南部の藍の子持縞の袷に黒の唐繻子の帯に、極微塵の小紋縮緬の三紋の羽織を着て、水の滴るような鼈甲の櫛笄をさして居ります。年は四十の上を余程越して、末枯れては見えますが、色ある花は匂失せずで、何処やらに水気があって、若い時は何様な美人であったかと思う程でございますが、来ると突然病気で一言も物を云わずに帰って行く後影を兼松が見送りまして、

兼「兄い……ちっと婆さんだが好い女だなア」

長「そうだ、装も立派だのう」

兼「だが、旨味の無え顔だ、笑いもしねいでの」