Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
よねんかん
四年間
山本 周五郎
Lisez 四年間 (よねんかん) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 135 caractères · 36 écrans
「なにか変わったことがあったのだ」昌子はそう思った、「……それも普通のことではない、お顔つきも声も人が違ったようにひどく変わっていらしった」なにか事があったのだろう、昌子は疑いとおそれのために、その夜はほとんど眠らずに明かした。
明くる朝、兄の省吾は起きて来なかった。頭痛と熱感と全身倦怠を訴え、二三日休むと云いだした。
「なにか中毒したような気持だがたぶん風邪だろう、一昨日の晩ちょっと寒かったから……」
そして自分がいま分担している仕事の継続を昌子に頼んだ。……よく晴れた日だった、五百坪ほどある庭を蔓薔薇の垣で仕切って、南がわに母屋、北がわに研究所の建物がある、明治の末ごろに某ドイツ人が建てたのだという、木造だががっちりとした二階建てで、東から南へ広いテラスがあり、酒倉にでも使ったのかコンクリートで造った五坪ばかりの地下室もあった。現在そこは実験用材料の冷蔵室になっているが、食べ物や飲み物の貯蔵場にも使われる、……昌子はひとりで研究室へはいっていったが、心は暗くふさがれているし、不眠のあとで頭もはっきりしなかった。北がわの窓を明けると、百坪ばかりの空地が見える、それは終戦のすぐ後に信三が買ったもので、そこへ新しい研究室を建てるはずになっていた、