Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちちゅうま

地中魔

海野 十三

Lisez 地中魔 (ちちゅうま) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 24 599 caractères · 50 écrans

Aozora Bunko

「どうだ三吉。俺は遊んでいるようでいて案外手柄を立てるだろう。名探偵はこうでなくちゃ駄目だ。この靴型も俺の手柄だから、俺が持っていることにするよ」

大辻は三吉の手から岩の靴型をひったくるように取った。そうこうするうちに東の空に次第に紅がさしてきた。やがて夜明である。

ほのぼのとあたりが薄紙を剥ぐようにすこしずつ見えて来た。

波がザブリザブリと石垣を洗っている。その時だった。

「はてな?」

砂地にうずくまっていた少年探偵三吉は、そう呟くとつと立ち上った。

追跡急!

三吉の見つめる五百メートル彼方の路に、今しも大きい貨物自動車が、十台ばかり列を組んでユラユラと動きだしているのだった。

「大辻さん、あれを御覧よ」と三吉は後を振返った。

「貨物自動車だね。新品のようだ。あれだけあれば、自動車屋としても結構食べてゆけるがなア」とどこまでも慾が深い。

「あの自動車隊は立派すぎると思わない? 何を積んでいるのかわからないが、皆ズックの覆いをかけている。どこへ行くんだか検べてみようよ」

「よし、見失わないように追掛けよう。……この潜水服は勿体ないが、ここに捨てておけ」