Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
じごくのししゃ
地獄の使者
海野 十三
Lisez 地獄の使者 (じごくのししゃ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 75 419 caractères · 152 écrans
「すると君は、その顔触をどんなに区別するつもりか」
「僕はこう思う」
土居は一層真面目な顔付になって、
「窓の内側――すなわち室内であれば、家政婦の小林か芝山宇平が怪しい。また窓の外からであれば、小林……小林を始め婦人ではあり得ない」
「婦人でないというと誰々のことだ」
「沢山の容疑者がある。亀之介、芝山宇平、その外に死んだ鶴彌と関係のある男たちだ」
「芝山は、部屋の中でも外でも、両方に可能性があるんだね」
「芝山は怪しい奴だ。ねえ、帆村君。君はこの男に目をつけているんじゃないか。怪しい節がうんとあるよ。老人ぶっているかと思うと、若者のようにとんでもない色気を出したり、言うことだって何をいっているか分ったもんじゃないし、その前身だって洗ってみる必要があるよ」
「三津子さんはピストル関係者ではないのかね」
帆村はいきなり話題を転じた。
「もちろん無関係だ。なぜといって、妹は鶴彌氏に送られて玄関を午後十一時頃に外へ出ている。鶴彌氏の死んだのは、それから一時間ぐらい後のことなんだ。その頃僕は家へ帰りついていて、妹はちゃんと家に居た。それからは外へ出なかった、その夜は……。