Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

「うん、今は帰るが、いずれそのうち、実力をもって、また君たちとまみえる折があろう。そのとき、また火花を散らそうぞ」

そういったかと思うと、X大使の姿は、ふっと空間から消え去った。あとには、硬い床だけが残った。

(久慈たちは、何処へいった)

私は、さわぎ立つ胸をおさえて、島内を、探しまわった。

「いない。久慈たちは、どこにもいない」

私は、元の広間へ戻ってきた。そこには、オルガ姫がにんまり微笑んで待っていた。

「オルガ姫。お前は、久慈たちを知らないか」

「ああ、久慈さんたちは、今そこに現われかけています」

と、オルガ姫は、私のうしろを指した。

「なに、現われかけている」

私は、うしろをふりむいた。そして、あっと愕きのこえをあげた。広間の隅に、久慈たちが朦朧と立っているのであった。しばらくすると、その姿は、はっきりとして、常人と同じになった。とたんに久慈たちは、非常な驚愕の色をあらわし、折り重なって、私の前に倒れた。

私は、久慈たちが、どこにいっていたかを、悟るところがあった。彼等もまた、X大使のために、四次元世界に放りこまれていたのにちがいない。そして大使はこのクロクロ島を去ると共に、久慈たちをもとの場所にかえしてよこしたのに相違ない。