Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

――つまり、時間の動きが、ともかくも、私を絶望の世界から救ってくれたのである。

時間の動きだ。時間が、どんどん経っていった。時間の速さが、どの位であったか、それは知らない。とにかく、何時間か何十時間かが経過した後、私は不意に、一道の光明の中に放りだされたのである。――それは、音響として私の耳を撃った。百雷が一時に崩れ落ちたかのように、その音響は、私の鼓膜を揺りうごかした。――それは、単に言葉に過ぎなかったのではあるけれど……。

“どうかね、黒馬博士。もういい加減、閉口したろうねえ”

恐怖の声! 戦慄の言葉!

私は悪寒と共に、ぶるぶるッと、慄えあがった。

(どうかね、黒馬博士。もういい加減、閉口したろうねえ)

――とは、どこかで聞き覚えのある声音ではある!

(ああ、そうだ!)

私は、思い出した。そしてまた、大きな戦慄が、私の全身に匐い上った。

「おお、X大使か、貴様は!」

私は、暗闇に向って、声をふり絞った。

空間から不意に飛び出した声は、たしかに、あの超人X大使の声に違いないと思われた。

「おい、黒馬博士。君は、ひどい奴だ」

と、その声は、私を責めた。たしかにX大使の声だ!