Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

「そうか、わかった。あれは、砲弾だ。うむ。クロクロ島が、砲撃をうけているんだな。こいつは、よくないぞ」

クロクロ島は、無類丈夫にできている。しかしいくらクロクロ島でも、二十五隻から成る主力艦隊の巨砲の標的となっては、たまらない。こいつは、早く助けないといけない。

「煙幕放出用意。第一号から第五号まで、安全抜け」

「はい」

オルガ姫は、忠実だ。

「はい。第一号から第五号まで、安全※(「合/廾」、第3水準1-84-19)抜きました」

「よろしい。上昇始め」

「はい、上昇始めます。深度八十、七十六、七十四、七十二……」

オルガ姫は、早口で深度を読む。

「……深度十二、十一、十、九、八……」

深度が五となったとき、私は煙幕放出を号令した。そして直ちに、逆に降下を命令した。

ぶすッ、しゅう、しゅう。

はち切れたような音だ。煙幕筒の第一号から第五号までが、海面で口を開いたのであった。これにより、おそらく十秒とたたないうちに、クロクロ島は、灰色の煙幕でもって、すっかり隠されてしまうはずであった。

わが潜水艇は、反転して、石のごとく、海底めがけておちていく。

私は耳をすましていた。