Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans
「えっ、沈下? そいつは、いけない。どうにかしろ、おいオルガ姫……」
とまで、云ったことを覚えているが、そのあとは知覚を失ってしまった。
最悪の事態来る!――X大使よ力をかしてくれ
オルガ姫の饒舌に、私ははっと気がついた。
「うるさいな、しずかにしろ」
私は半ば無意識で、オルガ姫を叱りつけた。
でも、オルガ姫の饒舌は、停らなかった。
「おい、しずかにしろというのに……」
何といっても、オルガ姫はお喋りをやめない。
「……鎖が、また一本切れました。あ、また別の鎖が二本本艇の胴を巻きました。深度五十四、五十三、五十二、五十……」
私はやっと、完全に意識を取戻した。
(鎖だって……)
なにが、オルガ姫に鎖の話をさせているのであろうか。本艦の胴中に、鎖が巻きついて、どうしたというのか。まるで見当がつかないことが起った。
私は視力の弱った眼を、しきりに瞬きして赤外線望遠鏡をのぞいた。そしてようやく、本艇の付近で今、何事が起りつつあるかを諒解した。いや、たいへんである。いつの間にか、わが艇の胴のまわりには五、六本の太い鎖が、巻きついているのであった。その鎖を、だんだんと上に辿っていくと、四、五十メートル上に、巨大な船底が、天井のようになって、視界を遮っていた。