Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

さて、救援を求めるのはいいが、一体どうすればいいのであろうか。どうすれば、X大使を呼び出すことが出来るのであろうか。

「おーい、X大使。私に力を貸して呉れたまえ」

私は、試みに、そう呼ばわってみた。

X大使の魔力――三角暗礁にもどってこられた

「黒馬博士。君は、とうとう、わしを呼んだね」

X大使の声だ!

全く不意に、私の耳のすぐそばに口をつけて囁くように、X大使の声が聞えたのであった。

私は驚いて、顔を横に向けた。だが、そこは艇の冷い鋼鉄の壁があるばかりで、X大使の姿はなかった。

「さあ、早く、君の希望をいうがいい」

声だけのX大使は、再び私に話しかけた。私は、手を伸ばして、大使の声のする空間を触ってみたくてたまらなかったけれど、なんだかおそろしくて、どうしても手は伸びなかった。

「……深度、二十九、二十八、二十七」

オルガ姫は、あいかわらず、淡々たる声で深度を数えている。わが艇は、刻一刻、ぎりぎりと音のする鎖によって海面へ吊りあげられていくのだ。

「X大使。私は、敵の捕虜になりたくないのだ。それから又、わが艇の内部を敵に見せることを好まないのだ」

「それで……」