Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むゆうびょうしゃのし
夢遊病者の死
江戸川 乱歩
Lisez 夢遊病者の死 (むゆうびょうしゃのし) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 121 caractères · 22 écrans
「だから、だからお前は生意気だと云うのだ、一体あれを、俺に一言の相談もしないで、断ったのは誰だ。自分で断って置いて、今更ら仕様がないとは、何ということだ」
「じゃあ、どうすればいいのです。……そんなに僕がお邪魔になるのだったら、出て行けばいいのでしょう。エエ、明日からでも出て行きますよ」
「バ、馬鹿ッ。それが親に対する言草か」
やにわに父親の手が前の徳利にかかると、彦太郎の眉間めがけて飛んで来る。
「何をするのです」
そう叫ぶが早いか、今度は彼の方から父親に武者ぶりついて行く。狂気の沙汰である。そこで世にもあさましい親と子のとっ組合いが始まるのだ。だが、これは何も今夜に限ったことではない。もう此頃では毎晩の様に繰返される日課の一つなのである。
そうして、とっ組合っている内に、いつも彦太郎の方が耐りかねた様に、ワッとばかりに泣き出す。……何が悲しいのだ。何ということもなく凡てが悲しいのだ。詰襟の洋服を着て働いている五十歳の父親も、その父親の家でゴロゴロしている自分自身も、三畳と四畳半の乞食小屋の様な家も、何もかも悲しいのだ。………………………………
そして、それからどんなことがあったか。