Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lisez 大空魔艦 (たいくうまかん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 31 098 caractères · 63 écrans

Aozora Bunko

やっぱり自分はひとりぽっちなのか。

大月大佐

「おお、本船が信号をしているぞ」

一人がうしろをふりかえって叫んだ。

「どうしたのか、わけをしらせろって、大月大佐の御催促だ」

すると一木が、

「じゃ丁度いいじゃないか。わけを報告してこの日本少年をどうしましょうと聞けやい」

「そうだったね。うむ、聞いてみよう」

丁坊が泣きじゃくっている間に、手を使って信号がとりかわされた。

「おお、大佐は、少年を船へつれてこいていわれる。ただしそのまま担いでこいということだ」

「それ見ろ。大佐も俺も同感らしいじゃないか」

と一木はにやりと笑って、丁坊のところへ近づいた。

「こら、お前はこれから探険船若鷹丸へつれてゆかれる。おとなしくしていなきゃいけないぞ」

丁坊は、黙ってうなずいた。彼の眼はいきいきと輝きを加えた。

大勢の肩にかつがれて、やがて丁坊は難破した探険船若鷹丸についた。そして階段を下りてやがて一つの部屋につれこまれた。

そこは事務室のようであった。大月大佐であろうか、正面にやはり毛皮を頭からすっぽりと被った長い髭の壮漢が、どっかと粗末な椅子に腰をかけていた。

「こっちへ連れてこい」