Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 272 caractères · 313 écrans

Aozora Bunko

と米友がたてつづけに答えました。

いったい、これはどうしたのだ。尋ねている方が迷子だか、尋ねられているのが迷子だか、わからなくなりました。

そこへ、またも全浅間の湯を沸かすような賑わいが持込まれたのは、塩市を出た屋台と手古舞の一隊が、今しもこの浅間の湯へ繰込んだということで、遥かに囃子の音が聞える、木遣の節が聞える。

そこで、米友をとりまいていた連中も、米友を振捨てて走り出したから、全然閑却されてしまった米友。

果して、今しも城下から練込んだ養老のダンジリ。

それを若い衆がエンヤラヤと引いて、手古舞、金棒曳きが先を払う。見物が潮のように溢れ出す。

そこで、誰も米友を相手にする者のなくなったのもぜひないこと。

ダンジリは上方式、手古舞と金棒曳きは江戸前、若い衆は揃い、見物と弥次とは思い思い。

屋台の上の囃子は鍔江流。

この練込みの世話焼に、一種異様な人物が飛び廻っている――

「さあ、しっかりやってくんな、何でもお祭りというやつは江戸前で行かなくちゃあいけねえ、女房でも、子供でも、叩き売ってやる意気組みでなけりゃ、江戸前のお祭りは見せられねえ、ケチケチするない箆棒様」