Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 254 021 caractères · 495 écrans
いたのだが、こうなってみると、聞きたいことが山ほどある、入ってくれ給え」
「いやだよ――こっちはかまわないから、君だけはそこにいて、いま言ったな、何かこの仏頂寺に聞きたいことがあると言ったが、ずいぶん知っていることは聞かせてやろう、遠慮なくたずね給え、こっちにも君には大いに話して置きたいことがあったのだ、峠で逢えずにしまったのを残念に心得ている」
百二十
宇津木兵馬は、仏頂寺弥助の柄にない遠慮ぶりが不審でたまりません。
いつもならば、案内がなくとも闖入して来る男である。
今夜はいやに遠慮しているうちに、その言う言葉つきがなんとなく冷たい。戸一枚を隔てて話をしているようだが、実は幽明を離れて応対しているような心持がしないではない。
「おい、宇津木、うまくやってるな」
と、もう一つ別な声が同じく戸の外から聞えて来ました。
「誰だい」
「わからないかえ」
「もう一ぺん――」
「わかりそうなものだね、僕だよ」
「あ、君は丸山君だな」
「そうだよ、そうだよ、仏頂寺あるところに丸山ありだ」
「君も――」
「仏頂寺と一緒に、うろついて来たよ」
「君も無事で――」
「無事であろうと、有事であろうと、そんなことはいいじゃないか」