Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 254 021 caractères · 495 écrans

Aozora Bunko

そこへ行くと、我輩はむしろ敵ながら近藤の蛮勇をとるよ。近藤や土方は、討死のできる奴だが、勝や山岡を見てい給え、明哲保身とかなんとかで、うまく危ないところを切り抜けて、末始終は安全を計る輩だから見てい給え、我輩は、勝や山岡流の智勇よりは、近藤土方流の愚勇を取るよ――そうして、勝や山岡は、祖先以来禄を食む幕臣だが、近藤、土方は、今いう通り幕府に養われた家の子ではないのだが、古来の坂東武者の面影は、寧ろああいうところに見る。本当に強い奴は旗本にはいない、田舎にいる、武蔵相模の兵だけで、日本六十余州を相手として戦えると大楠公も保証している、その武蔵相模の土着の蛮勇の面影は、あの近藤、土方あたりに見られる! 幕臣は駄目だ」

南条は、自分が親しく観察して来たところを、雄弁にぶちまけると、坂本も頷いて聞いていたが、

「それは近藤自身も言っているよ、『兵は東国に限り候』と手紙に書いてあるのを見たことがある。近藤あたりから見ると、さしも西国の浪士共でも食い足りない、甘いものだ――と見ている」

「そうだろう。だが、東国といっても、江戸という意味じゃない。そこへ行くと、近藤、土方を出した武州多摩郡の附近は一種異様な土地柄で、往古の坂東武者の気風が残っていて、そこへ武田の落武者だの、小田原北条の遺類だの、甘んじて徳川の政治に屈下する