Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 30 484 caractères · 60 écrans

Aozora Bunko

と言っているのは、ほかならぬ元の不破の関の関守氏、今やお銀様の胆吹王国の総理です。それを相手に受けこたえて言う一人の浪人者、

「そうでしょう、数日前、拙者の寓居を訪れてから間もない出来事なのです、あの者がこの土地の者でないことは、拙者もよく存じておりました、然るにこの土地の農者として、あの男一人がちょうさんの罪をきたという所以に至っては……」

と言ったのは、過ぐる日、琵琶の湖畔で、釣を試みていた青嵐居士その人であります。この二人の浪人者は至って穏かな問答ぶりでありましたけれども、その問題は、やはり農奴とちょうさんとの上にかかっている。すなわち草津の宿の晒し者のことに就いて、一問一答を試みているのであります。

「ちょっと想像がつきません、洗ってみれば直ちにわかる身の上を、ことさらに誣いて、彼をこの土地の農民扱いにして、そうして、ちょうさんの罪を着せて晒し者にしたということの処分が、どうも呑込めないのです」

と不破の関守氏が、青嵐居士への受け答えと共に新たなる疑問の主題を提供する。

「それは、ある程度まで想像すればできる、またそれを真正面から見ないで、反間苦肉として見れば、政策的に、時にとっての魂胆がわからない限りでもございませんがね……」