Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
Lisez 大菩薩峠16 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 268 946 caractères · 520 écrans
右のような理解を説いて聞かせているとする、そうすると両岸のいきり立った、逸り男もそれに感化されて、
「なるほど、旦那のおっしゃることは尤もだ、お天道様が雨をふらせて下さらねえからといって、人間が血を流すのは、よくねえことだ、なんとか総代を選んで談合がぶてるものなら、そりゃはあ、談合をぶつに越したこたあねえ」
というような空気に傾いたらしい。そこを右のさむらいが、
「では、ともかく総代は君たちの方でおのおの五人なり十人なり、適当に選挙し給え、仲裁役は不肖ながら拙者に任せてもらえまいか」
という段取りになって、異議なし異議なしでそれから浪人姿のさむらいが、堤上をこなたの岸に向ってそろそろ歩み出す。それを囲んで、双方の委員候補者たちと見えるのが、ゾロゾロとついて来る。後ろにつづく後陣の大勢も、こうなってみると殺気は解けたが、そうかと言って、このまますんなりと解散する気にはなれない。簡単に追いかえすわけにはなおさらゆかない。そこで、さむらいを中心に、立てた委員総代候補者連のあとをくっついて、この大多数がゾロゾロと行くところまでは行こうという形勢になりました。