Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠19

中里 介山

Lisez 大菩薩峠19 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 319 771 caractères · 617 écrans

Aozora Bunko

「あの若衆に一ぱいあげたいから、手隙になったらここへ来るように言っておくれ」

そう言っている口の下に、外の縁側から声がかかって、

「少々御免下さいまし、先刻お風呂の旦那様のお座敷は、こちら様でございましたか、三助でございますが、お忘れ物を持って参上いたしました」

「え、なに、忘れ物を持って来てくれたのかい」

関守氏がなんだか先手を打たれたような気分で、こちらが少々あわて気味です。

十九

その翌日、ここへ来てから第四日目――

今日は関守氏が、逢坂山の裏手から細道伝いに、大谷風呂の裏口へ下りて来て見ますと、小屋があって、その中で、地がらの米を舂いているのが例の三助の三蔵でありましたから、言葉をかけました、

「三蔵どん、御精が出るね」

「はい、有難うございます」

野郎は頬かむりをして、しきりに地がらを踏んでいましたが、本来この小屋の一方には、渓流を利用して小さくとも水車が仕掛けてあって、一本ながら立杵が備わっている。水力でやりさえすれば足で踏まなくともいいことになっているのに、わざわざ時間と労力を空費しているとしか見られないものですから、不破の関守氏がたずねました、