Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Lisez 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 601 caractères · 387 écrans
「ああ、よく聞えたよ、十七姫御が旅に立つというお前のおハコの歌だろう、海の方からよく聞えたけれども、わたしはどうしてもあのとき出て行けなかったのだよ」
「出て来ない方がよかったよ、出て来れば捉まっちまうんだからね。そうするとね、もうその時はお役人に追い詰められていたんだから、仕方がないから俺らは海へ飛び込んじゃった、海へ飛びこんでね、時々頭をぽかりぽかりと出して様子を見ながら泳いでいたんだよ。そうするとね、伝馬船に乗せられてお前がやって来るじゃないか。こりゃよかった、与兵衛さんがお前を舟で逃がしてくれたのだと思ったから、俺らはうれしまぎれにその舟へ飛び上って、君ちゃんと言って抱きついたら、それが大違い」
「ああ、それでわかった、その人はわたしじゃなかったけれど、わたしがいま姉妹のようにしているお松さんという人なのよ」
「そうか、なんしろ暗いところで、年頃の似た娘が一人乗っていたんだから、嬉しまぎれにお前だとばかり思っちゃった」
「それをね、お松さんと船頭さんがね、大船へ帰って来て一つ話にしているのですよ、舟で河童に出会ったって」
「河童じゃねえ、俺らなんだよ」