Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lisez 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 122 347 caractères · 243 écrans

Aozora Bunko

高札と二人を遠巻きにして黙って円陣を作って立っている五、六人の百姓。他に通りがかりの行商人、馬方、鳥追の女など。中の二、三人の百姓は仙太郎の方を見て居れないで、うなだれ切っている。オドオドと仕置場の方を振向いて見下ろす者、何か言おうとして言えず手足をブルブルふるわせている者。百姓の一人は仙太郎に向ってしゃがんでしまい、あやまるように辞儀をしている。行商人がよく読めぬ高札を読もうとして口の中で唸っている。

仙太 お願えでごぜます。皆様、どうぞ、御願えでごぜます。へい、お願えで……(辞儀をしつづける)

段六 皆さん、この俺からもおたの申すで。あんでもねえことで。所とお名前と爪判をいただきせえすれば、そいでこの男の兄きが助かりますで……(一同は顔を見合せて答えぬ)

仙太 たんだそれだけでごぜます。へい。皆様に御迷惑をおかけするようなことは金輪際、きゆうり切ってありませんでええす。へい……。

段六 ……(群集と仙太を何度も見較べて頭を振り)……仙太公、どうもはあ、しようあんめ。もうこうなれば手遅れだべよ。あきらめな、仙太公。よ、おい仙太公。

仙太 (段六の言葉は耳に入らぬ)お願え申します。