Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ようかいがく
妖怪学
井上 円了
Lisez 妖怪学 (ようかいがく) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 416 caractères · 117 écrans
今、左にその法を掲げ、あわせてその説明を与えんと欲するなり。
(一)小児の疳の虫を取るマジナイ
この法は、晴天の巳の時に、白胡麻の油を手の甲、指、額に塗り、日輪に向かいて居らしめ、手合わさしてわが口のうちにて、
小松かきわけ出づる月その下かげにとるぞかんの虫
と読むべし。一時すぎて、白髪のようなる虫多く出ずるなり。目に入れぬようにただちにとるべし。
これ、その法の大略なり。先ごろ哲学館館外員、玉内某氏より寄せられたる書中に左の一項あり。よろしく参照すべし。
血気盛んなる小児の腹中に寄生する小虫を見る法なりとて、俗間に伝うるものを述ぶるに、小児の掌面に呪文三回墨書し、さらにその上を墨にて塗抹して文字をして不明ならしめ、これを握ること暫時にしてその手をひらき見れば、その爪甲より毛ようのごとき白繊維のもの続々出ずるなり。これ、虫気の小児にありてしかるなりという。(下略)
以上はマジナイ療法とでも名づくべきものか。余は、その療法は断じて信仰療法の一種なりといわんとす。ただ、その信仰療法に属し難きは、毛ようの細虫の出ずるの一点にあり。しかるに、毛虫を抜きて病気を療する法は、ひとり小児の疳病に限らず、虫歯を治するにこの法を用うるものあり、また、諸病を医するに、この法を唱うるものあり。