Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

Lisez 季節のない街 (きせつのないまち) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 201 379 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

きいたら、どうしてだかは知らないがとにかく気になってしょうがないって、――よせやい、いまそれどころじゃねえじゃねえかって云って、あっしゃあまた馬力をかけたが、いけねえんだたんばさん、秋になると枝から木の葉が落ちらあな、なるほど、どうして秋になると落ちるのかって、こっちも気になりだしちまったら、馬力がまるっきり抜けちまったってわけよ」

「その次にはおめえ歯だ」と徳さんは続けた、「あっしが汗だくんなってるさいちゅうによ、ねえあんた、人間の歯はなんで出来てるんだろうねときた、歯はおめえ歯じゃあねえかと云ったら、だってさ、骨でもなし肉でもないんだから、なにかほかの物で出来てるに違いないじゃないのときた、――よせやい、いまそれどころじゃねえじゃねえかって云って、あっしはまた馬力をだしにかかった、ところがいけねえんだたんばさん、待てよ、そう云われてみれば人間の歯は肉でも骨でもねえ、とするといってえなんで出来てるんだろうってね、そいつが気になりだしてまた途中下車だ」

その次はおさつ(紙幣)のことで、百円さつがあって千円さつがあるのに、どうして百五十円さつとか千五百円さつがないのか、ときたそうである。