Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きせつのないまち
季節のない街
山本 周五郎
Lisez 季節のない街 (きせつのないまち) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 201 379 caractères · 394 écrans
かつ子はわかったというようにそっと頷いたが、やはり口はきかなかった。
ほぼ三週間のあいだ、かつ子は自分の能力の限度を知りたいとでもいうふうに、ひるも夜も休みなしにはたらいた。内職というものは常にあるとはきまっていない、二倍も三倍も重なることがあるかと思うと、十日の余も途切れることがある。かつ子はその「途切れる」ことをなによりも恐れた。それには仕事をよそより早く、しかも他の人たちより巧みに仕上げなければならない。つまり、「あの子の仕事なら確かであるし早い」という評価を取る必要があった。ひるも夜も、休みなしにはたらくかつ子の頭は、絶えずそのことを考え、その考えに支配されていた。
京太は酒呑みにも似あわず、三度の食事を欠かしたことがない。外で飲んでいるときでも、めしの時間には必ず帰って来て喰べる。そのうえお菜には三食とも魚か肉を要求し、味噌汁もなくてはならなかった。
「だめだね、この鯖はいかれてるよ、この皮を見な」京太は皿の煮魚を箸で突つきながら云う、「いきのいい魚は皮がちゃんと付いてる、これを見てみな、こんなに皮がびらびら剥がれてるじゃないか」
「またこまぎれか」