Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

Lisez 孤島の鬼 (ことうのおに) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 181 795 caractères · 359 écrans

Aozora Bunko

ひょっとしたら、態と低能を装って、それを一種の保護色なり擬態なりにしているのではないかしら、ということが分って来たので、却ってこんな男に尋ねて見たら、案外何かの手掛りが掴めるかも知れぬと思う様になった。そこで、北川氏は根気よくこの小人を手なずけて、もう大丈夫と思った時分に、ある日次の様な問答を交したのだが、私がここへはさんで、記して置き度いというのは、この変てこな問答のことなのである。

それはよく晴れた星の多い晩であったが、打出しになって、あと片づけも済んだ時分、小人は話相手もないものだから、テントの外に出て、一人ぼっちで涼んでいた。北川氏はこの好機をのがさず、彼に近寄り、暗い野天で無駄話を始めたものである。つまらぬ世間話から、深山木氏が殺された、問題の日の出来事に移って行った。北川氏はその日、鶯谷で曲馬団の客になって、見物していたと偽り、出鱈目にその時の感想などを話したあとで、こんな風に要点に入って行った。

「あの日足芸があって、友之助ね、ホラ池袋で殺された子供ね、あの子が甕の中へ入ってグルグル廻されるのを見たよ、あの子は本当に気の毒なことだったね」