Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

Lisez 孤島の鬼 (ことうのおに) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 181 795 caractères · 359 écrans

Aozora Bunko

そして、ひそかに土蔵の中の道雄としめし合わせて、復讐の手段を考えるのだ。道雄とても、今度の殺人を聞いたなら、それでも親の味方をしようとは云わぬであろう。又、仮令道雄が不同意でも、そんなことに構っては居られぬ。私はあくまでも念願を果す為に努力する決心だ。

仕合せなことに、その後幾日たっても、徳さんの死骸も、息子の死骸も発見されなかった。恐らく、魔の洞穴の奥深く吸込まれてしまったのでもあろう。それ故、私は首尾よく徳さんの息子に化けおおせることが出来た。尤も、いつまでたっても徳さんの舟が帰らぬので、不審がって私の小屋を見舞いに来る漁師もないではなかったが、私は病気だといって、部屋の隅の薄暗い所に二つ折の屏風を立てて、顔をかくしてごまかしてしまった。

昼間は大抵小屋にとじ籠って人目を避け、夜になると闇にまぎれて私は島中を歩き廻った。土蔵の窓の道雄や秀ちゃんを訪ねるのは勿論、島の地理に通暁して、何かの折に役に立てることを心掛けた。諸戸屋敷の様子に心を配ったのは云うまでもないが、時には、人なき折を見すまして、門内に忍び入り、開かずの部屋の外側に廻って、密閉された戸の隙間から、内部の物音の正体を窺いさえした。