Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

Lisez 孤島の鬼 (ことうのおに) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 181 795 caractères · 359 écrans

Aozora Bunko

私は真実その様に思っていた。暫くして私は当面の宝探しの方へ話題を持って行った。

「僕は宝そのものよりも、暗号を解いて、それを探し出すことに、非常な興味を感じているのです。だが、僕にはまだよく分りません。あなたはすっかり、あの暗号を解いてしまったのですか」

「やって見なければ分らないけれど、何だか解けた様に思うのだが、君にも、僕の考えていることが大体分っているでしょう」

「そうですね。呪文の『神と仏がおうたなら』というのは、烏帽子岩の鳥居の影と石地蔵とが一つになる時という意味だ。という位のことしか分らない」

「そんなら、分っているんじゃないか」

「でも、巽の鬼を打破りってのが、見当がつかないのです」

「巽の鬼というのは、無論、土蔵の鬼瓦の事さ。それは君が僕に教えて呉れたんじゃありませんか」

「すると、あの鬼瓦を打破れば、中に宝が隠されているのですか。まさか、そうじゃないでしょう」

「鳥居と石地蔵の場合と同じ考え方をすればいいのさ。つまり、鬼瓦そのものでなくて、鬼瓦の影を考えるのだ。そうでなければ、第一句が無意味になるからね。それを丈五郎は、鬼瓦そのものだと思って、屋根へ上ってとりはずしたりしたんだ。