Classiques japonais avec furigana
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あんごこうだん
安吾巷談
Lisez 安吾巷談 (あんごこうだん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 128 caractères · 23 écrans
これを甚衛門という者が手厚く葬ったところ、後日将軍となった頼朝の恩賞を蒙り、その子孫は生川の姓を名乗って現存しているという。
千鶴丸を殺させた祐親は後に挙兵の頼朝と戦って敗死したが、彼は河津三郎の父であり、曾我兄弟には祖父に当る。曾我の仇討というものは、単なるチャンバラではなくて、そもそもの原因は祐親が兄の所領を奪ったのが起りである。つまり亡兄の遺言によって亡兄の一子工藤祐経の後見となった伊東祐親は、祐経が成人して後も所領を横領して返さなかった。祐経は祐親の子の河津三郎を殺させ、源氏にたよって父の領地をとりかえしたから、今度は河津三郎の子の五郎十郎が祐経を殺したというわけだ。祖父から孫の三代にわたる遺産相続のゴタゴタで、元はと云えば伊東祐親の慾心から起っている。講談では祐親は大豪傑だが、曾我物語の原本では、悪党だと云っている。もっとも、伊豆の平氏を代表して頼朝と戦った武者ぶりは見事で、豪傑にはちがいない。
伊東は祐親の城下であるが、そのせいではなかろうけれども、水屍体は全然虐待される。富戸と伊東は小さな岬を一つ距てただけで、水屍体に対する気分がガラリと一変しているのである。