Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ほうえいふんか
宝永噴火
岡本 かの子
Lisez 宝永噴火 (ほうえいふんか) de 岡本 かの子 (おかもとかのこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 31 505 caractères · 62 écrans
蔬菜の切口のように、絶え間なくしとしととうるみ出る若者の情緒を、古風な漢字の規則正しい並べ方でこつこつと、きりつもりする仕事は、あわれにも懐かしい気がする。だが、慧鶴はここでも宗教に対する疑いに輪をかける事蹟に出会って、彼は全くの享楽的なニヒリストになった。
彼はある日、与えられた詩文の題に就いて調べる必要があって、巌頭という偉い禅僧の伝記を読んだ。この僧は唐時代の名僧で、解脱の道に就いては信ずるに足る師父として、日本でも昔から禅の宗門の間で、誰一人、尊敬しないものはなかった。しかし、若い慧鶴ばかりはそれを疑った。この唐の僧は最後に、賊に擒えられ、賊の手によって首を斬られたのだった。この世に於てさえ、こんな惨たらしい災害を避けることが出来ない。どうして死後の生活を指導することが出来ようぞ、もっとも、この僧は首を斬られて死ぬときに、大きな声で「吽」と叫んだら、その声は数里の外まで響いたという奇蹟を伝記者は附け加えているが、そんなことぐらい、生きる上の幸福をも、死後の安穏をも共々、宗教に求めている慧鶴には何の力にもならなかった。寧ろ宗教者の負け惜みとさえ受取れた。