Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lisez 少年連盟 (しょうねんれんめい) de 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 110 920 caractères · 219 écrans
「諸君!」
かれは一座を見まわした。一同はびっくりしてドノバンを見あげた。
「ぼくら四人は考えるところがあり、左門洞に別れをつげたく思います」
ゴルドンの顔はサッと青ざめた。
「きみらはぼくらをすてる気か?」
「いや誤解してくれてはこまる。ぼくらはただしばらく諸君と別居したく思うのだ」
「それはいったいどういうわけなのか」
沈黙家のバクスターがいった。
「ぼくらはただ、自由かってな生活がしたいのだ。だが、それは理由のおもなるものではない。淡白に直言すれば、ぼくらは富士男君の治下に立つことが不満でならないのだ」
三人が待ちかまえていたように拍手をした。重苦しい空気が室にみなぎった。黙然と腕をくんできいていた富士男はこのとき、しずかに立ちあがった。
「四君がぼくに対して不満であるのはどんな理由からだろう」
「なんの理由もない、ただ、きみには連盟の首領たるべき権利がないと思うのだ。ぼくらはみんな白色人種である。連盟は白色人種が多数だ。それなのに、有色人種が大統領になって采配をふる、次回にはモコウ、すなわち黒人の大統領ができるだろう」
「そうだ、ぼくらは野蛮人の命令に服することは恥辱だ」