Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
やまのはる
山の春
高村 光太郎
Lisez 山の春 (やまのはる) de 高村 光太郎 (たかむらこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 835 caractères · 8 écrans
薬草のオーレンが咲いたり、又ローバイの木に黄いろい木質の花がさいたりしているうちに、今度は一度にどっとゼンマイやワラビが出る。ゼンマイの方が少し早く、白い綿帽子をかぶって山の南側にぞくぞくと生える。これは干ゼンマイにするといいのだが干し方がむつかしいし、山奥のでないと干すと糸のようにほそくなる。ワラビは山の雑草で、いちめんに出て取るのにまに合わないほどである。とってすぐ根もとを焼かないと堅くなる。一束ずつにしてこれを木灰入の熱すぎない湯に一晩つけて、にがみをとり、あげて洗って、今度は一度煮立ててさました塩水につけこみ、軽い重しをして、水からワラビの出ないように気をつける。もう一度塩水をかえてていねいに漬けると、夏から秋、お正月にかけて、まっ青な、歯ぎれのいいワラビの漬ものがたべられる。ワラビの頃あぶないのは野火だが、これは又別にかく。
やがて、野山にかげろうが立ち、春霞がたつ。秋の夕方は青い霧が山々をうずめてうつくしく、それをわたくしは「バッハの蒼」と称しているが、春の霞はさすがに明るく、セリュリアン色の蒔箔のように山々の間にういている。遠山はまだ白いが、姿のやさしい、低い山々の地肌にだけ雪がのこって、寒さに焦げた鉾杉や、松の木が、その山々の線を焦茶いろにいろどっているところへ、大和絵のような春霞が裾