Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

やまぶきのはな

山吹の花

豊島 与志雄

Lisez 山吹の花 (やまぶきのはな) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 727 caractères · 22 écrans

Aozora Bunko

だが、言葉は丁寧で、料理の心得も多少あった。

家には、息子夫婦がおり、Kさんの亭主はぶらぶら遊んでいて、孫の守りをしたり手内職をしたりして、晩に一杯の晩酌をするのが楽しみだそうだった。Kさんは煙草が好きで、田宮の吸い殼までも貰って吸った。働きかたがずるくて、目に見えるところは言われた通りに片付けるが、見えないところは手を抜いた。何かの口実を設けてはよく休んだ。

「嫁が、ひどいヒステリーでございまして、ちょっとしたことにもがみがみ怒鳴りますし、わたくしをこき使うことばかり考えてるんですよ。」

Kさんはそう言ったが、それが実は嘘だと分った。Kさんの家を知ってるひとの話では、嫁さんはきれい好きなきちんとしたひとで、Kさんがだらしないものだから、いつも小言を言われてるのだそうだった。

それやこれやで、田宮はKさんに暇を出した。

また、Nさんというひともおかしかった。五十ぐらいの年配で、しっかりした人柄のようだし、身形もきりっとしていた。これは泊り込みが希望だった。世話した人の話では、或る家に勤めていたが、それが電車通りで、うるさくて夜もろくに眠られなかったから、暇を貰ってるので、どこか静かな家に勤めたいとのこと。