Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しまもり
島守
中 勘助
Lisez 島守 (しまもり) de 中 勘助 (なかかんすけ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 146 caractères · 37 écrans
お供物のおかげで一晩静かだったが見れば餅はきれいに運び去られている。
二十七日
□□子の具合がいいという知らせがきてきのうは幸福な日だった。けさ南の浜へおりてたらいつのまにかきた本陣が
「先生 先生」
とよんだ。私が二足三足坂をあがりかけたら
「はがきがまいりました。たいそういいってんです」
といった。本陣はこのごろ私が気分がすぐれないのを気にかけてくるたんびに親切にたずねてくれる。また私が□□子のために心を痛めてるのにも深く同情してるのだ。
夕。桟橋に立ってるとき北の岡の峡から霧が吹き出してきたので今に島を包むかと思って眺めてたが徐かに湖をわたり東の山にそうていってしまった。秋になって霧が急にすくなくなった。燈明をつけてもどってみればもう鼠の音がしている。ゆうべは餅のかわりに一掴みの米を供えておいたら床につくまもなくぱちぱちと内証らしくたべる音がした。今夜ははぜもろこしをささげよう。
俄に雨の音。
二十八日
夜半。恐しい風の音に呼びさまされた。いま人びとはみな眠って私ひとり覚めてるのであろう。私はこの島の嵐のなかにただひとりなることを思い幸にみちて眠りに入った。